やってよかった不登校ワークショップ。
全3回無事開催することができました。
不登校の親子の集客はやはり難しかったです。
新聞(上毛新聞・毎日新聞・東京新聞)にも掲載していただき、また群馬県内の小中学校や適応指導教室にもチラシを届けました。それでもやっぱり大変でした。
群馬県にも1,700人ほどの小・中学生の不登校はおります。しかし届かなかったのか、それともタイミングが合わなかったのか、もしくは求められているイベントではなかったのか。全てに理由はあるような印象を受けています。
そんな中でも親御さん通算23名、子ども通算18名の方々が勇気を奮って参加してくれました。正直想定していたよりもずっとずっと少なかった。
でもなんだろう。とっても嬉しかったんです。
初めてのイベント企画で不安いっぱいだったこともあるけれども、
やっぱり彼らの勇気が嬉しかったんです。
だから僕たちは一生懸命イベントを価値あるものにすべく、しっかり準備しました。
彼らの勇気を無駄にするわけにはいかないから。
- ボランティア募集をしました。30人以上の方々が協力してくれました。感謝!
- 講演会の準備をしました。上越教育大学稲垣教授への依頼そして打ち合わせをしました。
- パネルディスカッションの準備をしました。不登校を経験した社会人そして学生を3人も見つけることができました。
- 野外プログラムの準備をしました。不登校の子どもたちの負担が少なく、また楽しいプログラムの検討をしました。
本当に準備は大変でした。しかし、お陰様で素晴らしいイベントになりました。
これは私の感想でもありません。アンケートの結果でもありません。
正直私自身満足いくものを提供できなかったかもしれないと思っていました。
イベント終了後、参加者の親御さんからこんなメールをいただいたんです。
不登校ワークショップでは、大変お世話になりました。
◯◯(子どもの名前)は、前回も楽しかったようで今日を楽しみにしていました。
今日はさらに楽しかったようです。帰り道
みんなで外に出るのはいいね!コミュニケーションをとるって良いよね!スカッとしたよ!
イキイキと話している姿に、本来のあの子の姿を見ました。逆にこの子にとって、 最近の日々は孤独で寂しいものだったのだとも思いました。
毎日、堂々とイキイキのびのびと暮らしたいだろうに……と思うと親として切なくなります。
先日から◯◯は、
僕は将来、人の役に立つ仕事につきたいなー
と言っています。
僕もこうやってボランティアの人に助けられているじゃない?だからこそ、恩返しに困っている人を助けたいんだ!
と語っていました。
このような貴重な体験をする機会を与えてくださり、感謝しています。親として、 子供がこうして元気な姿でいてくれる事が本当に幸せです。
親にも学ぶ機会を与えてくださりありがとうございます。いろいろな経験をされた方だからこそ、語れること、 伝えられることがあると思っています。
素晴らしい先生との出会いに感謝です。
全てが全て上手くできたわけではないかもしれません。
しかし、1組の親子には少なくとも私たちの想いが届いたかもしれない。
そう思うことができました。「やってよかった」そんな思いが溢れ出しました。
またこのイベントをきっかけにたくさんの方々にターサを知ってもらうことができました。まだまだ何も成し遂げていない団体ですが、少しずつ本当に少しずつ前進はしています。今後も子どもたちの健やかな育ちを当たり前にするため、公平な教育機会を提供していきたいと思います。